冤罪人の誕生
- 2016/04/23
- 16:54
刑法の罪は、罪刑法定主義によって決められ、裁判も物証と状況証拠の二つをもとに行わなければならない。
しかし現在の技術だと、物証は軽くねつ造できてしまう。
IPS細胞から培養は本当に不可能か。それは無論、ねつ造可能だ。
あるいはSTAP細胞のようなものがあれば、もっといろんなことができてしまうのではないだろうか。
状況証拠がまず固められたうえに、権力者にとって都合が悪い真犯人がいたら、その状況証拠とほとんど違わない非権力者を犯人にでっちあげ、物的証拠はあとから作りだす。ほんとうにそれが可能な社会なのだ。
裁判でも、血液反応が犯罪場所から出たから、有罪などたやすいことだ。
もちろん、権力側ではない非権力側の人間ならこういうことがなされることが絶対にないから、わからないだけだ。実際、それに気づいているのは思ったより少数だろう。
そのようにして冤罪人が作り出される。私が言っているところは昔から見れば、論理の飛躍があるが、今の時代、それが論理的飛躍がほとんどなしに、成立してしまうのである。
ただし、昔でもこういったことが起こり得ると思う。
それは、血液反応に関していえば、病院の血液検査の処理などの問題で可能だったのではないかと推測できる。
精液なら、不妊治療はどうだろうか。そういったことを考えるのが本当に間違っているかどうかは、現代とおよび後世の人間が判断することになるだろう。